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マイコンプログラミング演習

- PICマイコン編 -

MPLABのインストール / プログラムの作成・アセンブル / シミュレータの利用


 このページでは、Microchip Technology社のMPLABを使用してプログラミングを行う手順を説明しています。(MPLABは、Ver7.2を前提としています。)

■ プログラムの作成・アセンブル

1)MPLABの起動
 Windowsの[スタート]から[すべてのプログラム]-[Microchip]-[MPLAB IDE]を選択する。(計算機実習室では、[スタート]から[すべてのプログラム]-[アプリケーションソフト]-[CAD&グラフィック]-[Microchip]-[MPLAB IDE]で起動。)

2)プロジェクトの新規作成
@メニューより[Project]-[New]を選択。


Aプロジェクトの名前と保存するディレクトリ(フォルダ)を指定し、[OK]ボタンを押す。
 ※計算機実習室で行う場合は、自分のネットワークフォルダ(Z:)にディレクトリを作ること。
  (新しいディレクトリ名を指定した場合は、次のダイアログで[OK]を押す)


Bメニューより[Configure]-[Select Device..]を選択。Deviceの項目でPIC16F648Aを選び、[OK]ボタンを押す。




3)ソースファイルの新規作成
@メニューより[File]-[New]を選択。
Aメニューより[Edit]-[Properties]を選択し、Editor Optionのダイアログを表示させる。Textのタグを開き、National Language Code Pageにおいて932 [ANSI/OEM-Japanease Shift-JIS] を選択する。設定後は、まず[適用]を押し、続いて[OK]を押す。



BUntitled となっているエディタを使用してソースプログラムを打ち込む。入力が終了したら、メニューより[File]-[Save As]を選択し、名前をつけてプロジェクトのディレクトリに保存する。(ファイル名には、「.asm (拡張子)」を付けて下さい。)



CプロジェクトウィンドウのSource Filesの行をマウスで右クリックすると、選択メニューが現れ、Add Filesで先のソースファイルをプロジェクトに登録する。ソースファイルは、拡張子がasm(例 LED01.asm)となっており、登録が完了するとプロジェクトウィンドウに表示される。(プロジェクトウィンドウが表示されていない場合には、メニューの[View]を選択し、次に「Project」をクリックしてチェックが付く状態にして下さい。





4)アセンブル
  メニューより[Project]-[Build All]を選択。アセンブルの結果、エラーが無ければ、Outputのダイアログにおいて最後に BUILD SUCCEEDED と表示される。エラーが生じている場合には、メッセージを頼りに修正を行うこと。

  例)49行目:未定義シンボルを使っていないか?というメッセージ              
  Error[113] C:\LED01\LED01.ASM 49 : Symbol not previously defined (s)

※ソースプログラムをメイク(ビルド)した時、「Couldn't locate build tool. Check tool locates.」と表示される場合の対処はこちら



5)過去に作成したソースファイルの編集
  MPLABを起動する。メニューより[Project]-[Open]を選択し、対象のプロジェクトファイル名を選択する。プロジェクトファイルは拡張子がmcp (例 LED01.mcp)となっている。

■ シミュレータの利用

@メニューより[Debugger]-[Select Tool]を選択し、「MPLAB SIM」にチェックを入れる。すると、シミュレータのコントロールボタンが現れる。


Aメニューより[View]-[Watch]を選択し、ウォッチダイアログを表示させる。このダイアログにおいて、観察を行う PORTA, PORTBなどを登録する。([Add SFR]ボタン右のプルダウンメニューを選択すると、PORTAやPORTBがあるので、それを選択し、[Add SFR]ボタンを押すと登録される。)また、ビット単位で確認するには、表示項目でBinaryを選ぶと良い。(Addressなどの表示項目上でマウスの右をクリックすると表示項目のリストが現れるので、Binaryの部分にチェックを入れる)



BシミュレータのAnimateボタンを押すと、段階的にプログラムの実行部分が矢印で表示され、ウォッチダイアログで指定した値の変化を確認することができる。終了するには、Haltボタンを押す。(※現在、計算機自習室でインストールされているVer. 7.6.2では、PORTAのビット0からビット2及びビット5が表示されません。



■ MPLABのインストール

@Microchipのホームページサイト(http://www.microchip.co.jp/)からMPLABをダウンロード。次にダウンロードしたファイルはファイル圧縮されているので、解凍ソフト(+Lhacaなど)を利用して展開する。(2009.05.13の時点でVer.8.30となります)

Aフィルダ内のInstall_MPLAB_x_xx.exe をクリックするとインストーラが起動。(x_xxはバージョン名。バージョンにより以下の説明は変わります)

B[Next]ボタンを押し、「I accept - (同意する)」にチェックを入れて[Next]ボタンを押す
CSetup Typeで「Complete」を選択し、[Next]ボタンを押す。

Dインストール先のフォルダを確認し、[Next]ボタンを押す。

E再び「I accept - (同意する)」にチェックを入れて[Next]ボタンを押す。

Fコピーする内容を確認し、[Next]ボタンを押す。途中、ICD2のドライバインストールについてダイアログが出現するが、利用しないので[いいえ]を選択。同様にPM3についても[いいえ]を選択。ICE2000についても[いいえ]。ICE4000も[いいえ]を選択。

G[Finish]のボタンを押してインストール完了。ドキュメントビュアーを見て閉じる。

Last Up Date:2010/06/23